ASNET講座

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「書き直される中国近現代史(その12)2019年度冬学期

書き直される中国近現代史12~国際社会科学特別講義Ⅳ~ 2019年冬学期 (Aセメスター/担当:川島真)

教室:駒場キャンパス・8号館210教室(暫定)

曜限:木曜日5限(16:50--18:35)

この講義は、2019年度で第12回目を迎える。第一年度(2008度)は人物評価を、第二年度(2009年度)は事件・運動を,第三年度(2010年度)はローカルな空間や社会集団を基軸に講義を組み立て,第四年度(2011年度)は史料・資料に焦点を当て、第五年度(2012年度)は主に若手研究者の視線から見た新しい研究動向を扱い、第六年度(2013年度)は昨今進展著しい戦後東アジア国際政治史、東アジア冷戦史について、第七年度は日中戦争史について多様な角度から検討し、第八年度は「中国史の境界線−異質・多元・包摂−」として中国史の多様な語り方を考察し、第九回は「現代中国理解講座:現代中国への視線−歴史の視座と多様性−」として、政治、法律、行政、外交、経済、社会、思想文化などの多様な面から現代中国を論じ、第十回は「近現代日中関係史:歴史・記憶・展望」として、多様な近現代日中関係史に対する新たな研究についての講義をおこない、第十一回目は「近現代中国の秩序観:国家・社会・経済・国際関係」として、これからの中国が構築していくであろう様々な場や分野での秩序について歴史的に考察した。これらの内容は、東京大学現代中国研究拠点(社会科学研究所)ウェブサイトに掲載されている(http://web.iss.u-tokyo.ac.jp/kyoten/)。

今年は第十二回目にあたるが、「中国近現代史研究の論争点--中国の歴史学、日本・世界の歴史学」として、中国近現代史で論争点について、中国における歴史学の語りと日本を含むそれらの世界での歴史叙述との相違点を意識した講義をおこなう。

授業はさまざまな世代の第一線の研究者によるオムニバス講義とする。

授業時間は木曜日5限、評価は出席と学期末のレポートによる。

第1回 9月26日(木) 岸本美緒(お茶の水女子大学)「中国近世の地域社会論」

第2回 10月3日(木) 杉山清彦(東京大学)「モンゴル史・満洲史と中国史とのあいだ」

第3回 10月10日(木)濱下武志(東洋文庫)「朝貢貿易論」

第4回 10月17日(木)茂木敏夫(東京女子大学)「冊封関係の近代的再編をめぐって」

第5回 10月24日(木)渡辺美季(東京大学)「琉球の両属?」

第6回 10月31日(木)高見澤磨(東京大学)「中国人は訴訟好きか?」

第7回 11月14日(木)孫安石(神奈川大学)「留日学生評価をめぐって」

第8回 11月28日(木)村田雄二郎(同志社大学)「戊戌変法と西太后の評価」

第9回 12月5日(木)川島真(東京大学)「革命外交とは何だったのか」

第10回 12月12日(木)森靖夫(同志社大学)「日中戦争での日本軍による中国軍評価」

第11回 12月19日(木)関智英(東洋文庫)「漢奸とはどのような人々か」

第12回 12月26日(木)予備日

第13回 1月9日(木)中村元哉(東京大学)「中国における憲政と民主」

TA:景閔(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)

(更新日:2019年5月 8日)

「書き直される中国近現代史(その11)」2018年度冬学期

書き直される中国近現代史11~国際社会科学特別講義Ⅳ~ 2018年冬学期 (Aセメスター/担当:川島真)

教室:駒場キャンパス・8号館210教室(暫定)

曜限:木曜日5限(16:50--18:35)

この講義は、2018 年度で第11 回目を迎える。第一年度(2008 年度)は人物評価を、第二年度(2009 年度)は事件・運動を,第三年度(2010 年度)はローカルな空間や社会集団を基軸に講義を組み立て,第四年度(2011 年度)は史料・資料に焦点を当て、第五年度(2012 年度)は主に若手研究者をゲストに招き、その視線から見た新しい研究動向を扱い、第六年度(2013年度)は昨今進展著しい戦後東アジア国際政治史、東アジア冷戦史について、第七年度は日中戦争史について多様な角度から検討し、第八年度は「中国史の境界線−異質・多元・包摂−」として中国史の多様な語り方を考察し、第九回は「現代中国理解講座:現代中国への視線−歴史の視座と多様性−」として、政治、法律、行政、外交、経済、社会、思想文化などの多様な面から現代中国を論じ、第十回は「近現代日中関係史:歴史・記憶・展望」として、多様な近現代日中関係史に対する新たな研究についての講義をおこなった。これらの内容は、東京大学現代中国研究拠点(社会科学研究所)ウェブサイトに掲載されている(http://web.iss.u-tokyo.ac.jp/kyoten/)。

今年は第十一回目にあたるが、「近現代中国の秩序観:国家・社会・経済・国際関係」として、これからの中国が構築していくであろう様々な場や分野での秩序について歴史的に考察する。

授業はさまざまな世代の第一線の研究者によるオムニバス講義とする。

授業時間は木曜日5 限、評価は出席と学期末のレポートによる。

予定されている講義は以下の通り。予定が変更になることもあるので、詳細は下記の関連ホームページを参照されたい。

第1回  9 月27 日(木) 岸本美緒(お茶の水女子大学)「近世中国の秩序観」

第2回  10 月4 日(木) 杉山清彦(東京大学)「満洲族の世界観、秩序感」

第3回  10 月11 日(木) 茂木敏夫(東京女子大学)「19 世紀中国から見た天下と国家」

第4回  10 月18 日(木) 村田雄二郎(同志社大学)「中国から見た大アジア主義」

第5回  10 月25 日(木) 深町英夫(中央大学)「孫文の考える国家秩序・世界秩序」

第6回  11 月1 日(木) 川島真(東京大学)「近代中国の職業外交官のみる世界と秩序」

第7回  11 月15 日(木) 久保亨(信州大学)「中国から見た社会主義」

第8回  11 月29 日(木) 伊藤亜聖(東京大学)「中国経済における秩序像」

第9回  12 月6 日(木) 松田康博(東京大学)「一つの中国/二つの中国/一中・一台論」

第10回  12 月13 日(木) 高見澤磨(東京大学)「近現代中国における法と秩序」

第11回  12 月20 日(木) 青山瑠妙(早稲田大学)「現代中国外交にみる秩序観」

第12回  12 月27 日(木) 予備日

第13回  1 月10 日(木) 阿古智子(東京大学)「現代中国の社会秩序」

TA:徐偉信(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)

(更新日:2019年4月 4日)

「書き直される中国近現代史(その10)」平成29年度冬学期

書き直される中国近現代史(その10) 平成29年度冬学期(Aセメスター/担当:川島真)

教室:駒場キャンパス・8号館210教室

曜限:木曜日5限(16:50--18:35)

大学院:全学共通科目

学部後期(総合社会):特殊講義「アジア太平洋の国際関係」  

この講義は、2017年度で第10回目を迎える。第一年度(2008度)は人物評価を、第二年度(2009年度)は事件・運動を,第三年度(2010年度)はローカルな空間や社会集団を基軸に講義を組み立て,第四年度(2011年度)は史料・資料に焦点を当て、第五年度(2012年度)は主に若手研究者をゲストに招き、その視線から見た新しい研究動向を扱い、第六年度(2013年度)は昨今進展著しい戦後東アジア国際政治史、東アジア冷戦史について、第七年度は日中戦争史について多様な角度から検討し、第八年度は「中国史の境界線−異質・多元・包摂−」として中国史の多様な語り方を考察し、第九回は「現代中国理解講座:現代中国への視線−歴史の視座と多様性−」として、政治、法律、行政、外交、経済、社会、思想文化などの多様な面から、とかく話題になる現代中国を多角的に捉えた。その内容は、東京大学現代中国研究拠点(社会科学研究所)ウェブサイトに掲載されている(http://web.iss.u-tokyo.ac.jp/kyoten/about/asnet.html)。  今年は第十回目にあたるが、「近現代日中関係史:歴史・記憶・展望」として、昨今特に重要性がまし、また研究の進む日中関係史の分野について、多様な側面から多角的に検討する。とかく日本から見がちな日中関係、また現在の目線から捉えられがちな日中関係について、歴史的目線を大切にしながら理解する方法を学んで欲しい。  授業はさまざまな世代の第一線の研究者によるオムニバス講義とする。また、中国の外交官によるゲスト講義も2回予定している。  授業時間は木曜日5限、評価は出席と学期末のレポートによる。

第1回 9月28日(木)川島真(東京大学)「日清修好条規とその周辺」

第2回 10月5日(木)檜山幸夫(中京大学)「日清戦争研究の展開」

第3回 10月12日(木)村田雄二郎(東京大学)「戊戌変法と日中関係」

第4回 10月19日(木)櫻井良樹(麗澤大学)「華北駐屯軍と日中関係」

第5回 10月26日(木)劉傑(早稲田大学)「外交官と戦争ー書き直される日中戦争史」

第6回 11月2日(木)奈良岡聰智(京都大学)「対華二十一ヵ条要求と日中関係」

第7回 11月9日(木)陳諍参事官(中国大使館文化部)「中日文化交流最新情報」

第8回 11月30日(木)宋耀明公使(中国大使館商務部)「中国経済と中日経済協力」

第9回 12月7日(木)朱建栄(東洋学園大学)「対日『二分論』―その形成、内容と論争」

第10回 12月14日(木)井上正也(成蹊大学)「戦後日中関係史」

第11回 12月21日(木)江原規由(国際貿易投資研究所)「一帯一路を深読みする」

第12回 12月27日(水)予備日

第13回 1月11日(木)阿古智子(東京大学)「中国社会と日本」

(更新日:2017年9月26日)

「書き直される中国近現代史(その9)」 平成28年度冬学期

書き直される中国近現代史(その9) 平成28年度冬学期(Aセメスター/担当:川島真)

教室:駒場キャンパス8号館210号室

曜限:木曜日5限(16:50―18:35)

大学院:全学共通科目

学部後期(総合社会):特殊講義「アジア太平洋の国際関係」


 この講義は、2016年度で第九回目を迎える。第一年度(2008度)は人物評価を、第二年度(2009年度)は事件・運動を,第三年度(2010年度)はローカルな空間や社会集団を基軸に講義を組み立て,第四年度(2011年度)は史料・資料に焦点を当て、第五年度(2012年度)は主に若手研究者をゲストに招き、その視線から見た新しい研究動向を扱い、第六年度(2013年度)は昨今進展著しい戦後東アジア国際政治史、東アジア冷戦史について、第七年度は日中戦争史について多様な角度から検討し、第八年度は「中国史の境界線-異質・多元・包摂-」として中国史の多様な語り方を考察した。

 今年は第九回目にあたるが、以下のように「現代中国理解講座:現代中国への視線-歴史の視座と多様性-」として、政治、法律、行政、外交、経済、社会、思想文化な捉える。中国については、マスコミでセンセーショナルに捉えられることが少なくなく、是非学生諸君には中国を可能な限り偏り無く理解する方法を学んで欲しい。

 授業はさまざまな世代の第一線の研究者によるオムニバス講義とする。また、中国からのゲスト講義も三回予定している。

 授業時間は木曜日5限、評価は出席と学期末のレポートによる。



2016年

第1回 9月29日(木)川島真(東京大学)ガイダンス 「世界秩序の中の中国―習近平政権の対外政策」

第2回 10月6日(木)高原明生(東京大学)「習近平政権下の中国政治」

第3回 10月13日(木)薛剣(在日本中国大使館公使参事官)「変化している中国と中日関係」

第4回 10月20日(木)梶谷懐(神戸大学)「中国経済の行方(1)」

第5回 10月27日(木)丸川知雄(東京大学)「中国経済の行方(2)」

第6回 11月8日(火)阿古智子(東京大学)「中国社会の現状と課題(1)」

第7回 11月10日(木)沈建国(在日本中国大使館政治部参事官)「中国社会における中国共産党」

第8回 11月28日(月)富坂聰(拓殖大学)「中国社会の現状と課題(2)」

第9回 12月1日(木)村田雄二郎(東京大学)「歴史認識と歴史研究」

第10回 12月8日(木)景春海(在日本中国大使館商務部参事官)「中日経済貿易協力の現状と展望」 

第11回 12月15日(木)鈴木賢(明治大学)「中国法の仕組みと社会」

第12回 12月22日(木)園田茂人(東京大学)「中国社会をいかに捉えるか」

第13回 1月5日(木) 予備日

(更新日:2016年9月20日)

「書き直される中国近現代史(その8)」平成27年冬学期

2015年度冬学期・ASNET講義「書き直される中国近現代史(その八) 中国史の境界線―異質・多元・包摂―」が下記の日程・内容で開講され ます。

授業科目名:特殊講義「アジア太平洋の国際関係」

授業科目名(英語):Lectures on Special Topics(International Relations in Asia Pacific Region)

講義題目:書き直される中国近現代史(その8)

科目番号:31D230-1140A、31M230-1140A、08C321615

時限:木曜日(Thu)5限[16:50-18:35]

ターム・学期:A1A2(2015/09/14-2015/12/25)

単位数:2.0

主担当教員:川島 真

教室:8号館210教室(予定)

授業の目標・概要

  東京大学社会科学研究所を中心に進められている現代中国研究拠点では、ここ数年 「書き直される中国近現代史」というオムニバス形式の講義を秋学期に実施してきた。今年は第八回目にあたるが、以下のように「中国史の境界線-異質・多元・包摂-」と題した講義をおこなう。  
  「中国史」という枠組みは、国民国家建設の過程として生み出された物語であることは言うまでも無いが、現在も不断に修正され、強化されている。しかし、他方で歴史研究の現場では、「中国史」への問いが提起されて既に二十 年以上を経ている。 その間に、「中国史」の境界線ではいろいろな新たなナラティブや観点が提供され てきている。それは一面で中国史の単調な主旋律にさまざまな副旋律やリズムを与え、中国史を豊かにしているが、同時に中国史のマクロヒストリーそのものを根本から問い直し、ミクロヒストリーの次元から再構成する試みもなされている。そして、そこには中国史と距離をとった新たな領域が創成されている。この授業では、そうした中国近現代史の境界線上で育まれている様々な試みや可能性を提示する。  
  授業はさまざまな世代の第一線の研究者によるオムニバス講義とする。中国で「少数民族」とされる人々の目線、また陸と海それぞれから見た中国史、香港・台湾からみた中国史、さらには「中国史」創出そのものの過程などを組み合わせている。

講義日程(日時、講師、テーマ)

9月17日(木)  休講

9月24日(木)  ガイダンス・川島真 
杉山清彦(東京大学)「満族史と"中国史"」(仮題、以下同じ)
※ 講義資料はこちらからダウンロードできます(pdf 1.2M)

10月 1日(木)  橘誠(下関市立大学) 「モンゴルから見た"中国史"
※ 講義資料はこちらからダウンロードできます(pdf 450K)

10月 8日(木)  中見立夫(アジア・アフリカ言語文化研究所) 「内陸アジアから見た近代中国」
※ 講義資料はこちらからダウンロードできます(pdf 434K)

10月15日(木)  菊池秀明(国際基督教大学) 「汝の敵を赦せるか?―太平天国の読書人、旗人対策」
※ 講義資料はこちらからダウンロードできます(pdf 1.8M)

10月22日(木)  倉田徹(立教大学) 「香港における/香港からみた中国近現代史」
※ 講義資料はこちらからダウンロードできます(pdf 1.9M)

10月29日(木)  村田雄二郎(東京大学) 「形作られる中国とその歴史」
※ 講義資料はこちらからダウンロードできます(pdf 5.1M)

11月 5日(木) 上田信 (立教大学) 「海の中国史」
※ 講義資料はこちらからダウンロードできます(pdf 240K)

11月12日(木) 村上衛 (京都大学) 「"海賊"から見る中国史」
※ 講義資料はこちらからダウンロードできます(pdf 840K)

11月19日(木)  阿部由美子(日本学術振興会)「満族からみた辛亥革命と民国」
※ 講義資料はこちらからダウンロードできます(pdf 676K)

11月26日(木)  山本真(筑波大学) 「福建移民の世界」
※ 講義資料はこちらからダウンロードできます(pdf 239K)

12月 3日(木)   島田美和(慶應義塾大学)「内モンゴルにとっての日中戦争」
※ 講義資料はこちらからダウンロードできます(pdf 264K)

12月10日(木) 予備日

12月16日(水)  川島真(東京大学) 「台湾における台湾史と中華民国史のあいだ」
※ 講義資料はこちらからダウンロードできます(pdf 180K)

(更新日:2015年9月11日)

「日中関係」平成27年夏学期

2015年夏学期のASNET講義が下記のとおり開講されます。

授業科目名: 日中関係(日本・アジア学プログラム)

授業科目名(英語): Asian Economy

(便宜上、経済学研究科に籍を置き、「アジア経済」という授業名がついておりますが、実質的内容は「日中関係」です。あらゆる研究科からの受講を歓迎いたします。特に前提知識を必要としません。)

授業の目標・概要:

 2012年には領土問題を巡って日中関係が大きく動揺した。2010年に中国と日本のGDPの規模が逆転したときから両国関係の基調が変化した。本講義では最新の情勢を踏まえながら中長期的な視点で日本と中国の関係を、政治外交関係、経済関係、社会文化関係、東南アジアからの視点など、多角的に掘り下げて分析する。

 In 2012, Sino-Japanese relationship faced a major challenge triggered by territorial disputes. The basic trend of bilateral relationship has changed since China's GDP surpassed that of Japan's in 2010. This lecture series will view Sino-Japanese relations from various perspectives, such as political and diplomatic relationship, economic relationship, social and cultural issues, and perspectives from South East Asia.

時間割コード: 291317

開講所属: 経済学研究科

時限: 金曜日(Fri)2限 [10:25-12:10]

ターム・学期: S1S2 (2015/04/01-2015/08/31)

単位数: 2.0

他学部履修: 主担当教員 丸川 知雄、高原 明生、園田 茂人、末廣 昭

使用言語:主に日本語

教室: 経済学研究科棟3階 第4教室

教科書:『日中関係史1972-2012』I政治、II経済、III社会・文化、IV民間 東京大学出版会、2012/14年;末廣昭『新興アジア経済論』岩波書店

評価方法:授業への積極的参加とレポート (何回かテキストについて報告すること、および8月にレポートを提出することを求められます。)

スケジュール:

410日 オリエンテーション

417日 日中関係の歴史的展開1――780年代の政治外交を中心に 高原

424日 日中関係の歴史的展開2――90年代の政治外交を中心に 高原

51日  日中関係の歴史的展開3――21世紀の政治外交を中心に 高原

58日  新興アジア 経済論(1):アジア化するアジア 末廣

515日 五月祭のため休講

522日 日中貿易の歴史  丸川

529日 新興アジア経済論(2):技術のパラダイムシフトと後発企業の戦略 末廣

65日  新興アジア経済論(3):人口転換と社会問題(経済と社会のリバランス) 末廣

612日 日中関係を社会 ・文化の視点から考える 園田

619日 日中の企業間協力関係の変遷 丸川

626日 日本の安全保障貿易と中国 丸川

73  中国の台頭をめぐる周辺アジアの視線 園田

710日 中国の「政治リスク」と日韓台企業 園田

717  月曜授業のため休講

724  経済学研究科試験のため休講

(更新日:2015年4月 8日)

「書き直される中国近現代史(その7)」平成26年冬学期

2014年度冬学期・ASNET講義「書き直される中国近現代史(その七) 日中戦争研究の多元的展開--視角・方法・記憶--」が下記の日程、内容で開講されます。

科目名:08C321615特殊講義

 「アジア太平洋の国際関係」(教養学部教養学科総合社会科学分科)

 「国際社会科学特別講義Ⅳ」(大学院総合文化研究科国際社会科学専攻)

 今年で第七回を数える「書き直される中国近現代史」では、昨今研究の進展が著しい日中戦争(1937--1945)をめぐる歴史を取り上げたい。この分野は、歴史認識問題でとりあげられるだけでなく、実証研究の面でもつとに注目されている。そこでは、政治外交史や国際政治的な研究だけでなく、経済史、社会史、農村史、メディア史、文化史、地域史、帝国史、植民地史など多様な分野で展開している。この講座では、このような多様な展開を見せる日中戦争史研究の現状を、限られた回数の中で紹介することを目標とする。内容がやや専門的になることもあるが、研究の最前線に触れて欲しい。

109日(木) 第一回 岩谷將(防衛省防衛研究所)・川島真(東京大学)

     「ガイダンス」(川島真)

     「盧溝橋から真珠湾へ--日中戦争概観−」(岩谷將)

1016日(木) 第二回 田嶋信雄(成城大学)「ドイツから見る満洲国・日中戦争」

1023日(木) 第三回 加藤陽子(東京大学)「何故日本は戦争しなければならなかったのか」

1030日(木) 第四回 村田雄二郎(東京大学)「国共両党にとっての日中戦争--辺境問題から-」

116日(木) 第五回 相澤 淳(防衛省防衛研究所)「日中戦争と海軍」

1113日(木) 第六回 川島真(東京大学)「『蔣介石日記』に見る日中戦争」

1120日(木) 第七回 白戸健一郎(日本学術振興会)「メディア戦からみる日中戦争と満洲国」

1127日(木) 第八回 笹川裕史(上智大学)「中国の農村社会から見る日中戦争」

124日(木) 第九回 石井弓(東京大学)「中国の農村から見る戦争の記憶」

1211日(木) 第十回 庄司潤一郎(防衛省防衛研究所)「日中歴史認識問題」

1218日(木) 第十二回 劉傑(早稲田大学)「漢奸裁判」

115日(木)  第十三回 日暮吉延(帝京大学)(交渉中)「東京裁判をいかに捉えるか」

(更新日:2014年8月15日)

「日中関係」平成26年夏学期

2014年度夏学期・ASNET講義「日中関係 (Sino-Japanese Relations)」が下記の日程、内容で開講されます。

講義題目:日中関係 (Sino-Japanese Relations)(日本・アジア学プログラム)

授業科目名:アジア経済

責任研究科:経済学研究科

科目番号:2903161-02 2903160-02

講義内容(和文):

 2012年には領土問題を巡って日中関係が大きく動揺した。2010年に中国と日本のGDPの規模が逆転したときから両国関係の基調が変化した。本講義では最新の情勢を踏まえながら中長期的な視点で日本と中国の関係を、政治外交関係、経済関係、社会文化関係、東南アジアからの視点など、多角的に掘り下げて分析する。

Course contents:

In 2012, Sino-Japanese relationship faced a major challenge triggered by territorial disputes. The basic trend of bilateral relationship has changed since China's GDP surpassed that of Japan's in 2010. This lecture series will view Sino-Japanese relations from various perspectives, such as political and diplomatic relationship, economic relationship, social and cultural issues, and perspectives from South East Asia.

キーワード:

日中関係、日本、中国、外交、資源、投資、貿易、東南アジア

Sino-Japanese relations, Japan, China, diplomacy, resource, investment, trade, South East Asia

担当教員:丸川知雄(社研)、末廣昭(社研)、高原明生(法)、園田茂人(情報学環)

曜日と時限:夏学期 金曜日2限(10:30-12:0

開講場所:社会科学研究所1階第一会議室

使用言語:講義は日本語で行うが、レポートは英語、中国語、日本語で提出してよい

授業日程

4月4日 オリエンテーション

4月11日 大学院入学式のため休講

4月18日 1980年代の日中政治関係 高原

4月25日 1990年代の日中政治関係 高原

5月2日  2000年代の日中政治関係 高原

5月9日  新興アジア経済論(1):アジア化するアジア 末廣

5月16日 新興アジア経済論(2):技術のパラダイムシフトと後発企業の戦略 末廣

5月23日 新興アジア経済論(3):人口転換と社会問題(経済と社会のリバランス) 末廣

5月30日 日中貿易の歴史 丸川

6月6日  友好フレームの終焉? 園田

6月13日 日中経済関係と化学工業 丸川+峰毅

6月20日 日本企業からみた中国の「政治リスク」 園田

6月27日 対中企業進出の日韓比較 園田

7月4日  日本の対中投資 丸川

7月11日 日本の安全保障貿易と中国 丸川

7月18日 総括

授業の方法:講義と討論

教科書

『日中関係史1972-2012』Ⅰ政治、Ⅱ経済、Ⅲ社会・文化、Ⅳ民間 東京大学出版会、2012/14

(更新日:2014年4月 3日)

「書き直される中国近現代史」平成25年度冬学期

平成25年度ASNET科目/地域文化研究特別講義Ⅱ「書き直される中国近現代史Ⅵ」が下記の日程、内容で開催されます。

「戦後東アジア国際政治史--問題意識と研究手法の変遷--」

今年で第6回を数える「書き直される中国近現代史」では、昨今研究の進展が著しい戦後東アジアの国際政治史を取り上げたい。

この分野は、アメリカやイギリス、あるいはソ連の文書などによって、いわば世界的な冷戦史の一部として歴史が叙述されていた状況から、いまや日本、中国、韓国、台湾などの文書を用いた、東アジアの内部の状況を踏まえた研究へと転換してきている。

このような研究の進展は、同時にそれぞれの国や地域で同時代的に進められていた研究のあり方を再点検する契機ともなる。たとえば、戦後日本の中国認識と(ある意味で)ともにあった中国研究のあり方を振り返る上でのいい機会に成るのではないかということである。

そこで、今回は研究の最前線にたつ若手から、長年に亘り当該分野を担って来たシニアの研究者を講師に、問題意識や研究手法の推移を中心に、これまで何が問題とされ、どのように研究され、そしていま何が課題なのかということを、多角的な視野から講義して戴く予定である。

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【場所】:

駒場キャンパス18号館1階 メディアラボ2 

一号館106号室(変更になりました)

日程】:

1010日 第一回 川島真(東京大学)「ガイダンス+戦前/後の東アジア国際政治史--尖閣問題を例にして--」

10月17日(木) 第二回 石井明(東京大学)「中ソ対立への道程」

10月24日(木) 第三回 佐橋亮(神奈川大学)「戦後東アジアの国際環境とアメリカ」

10月31日(木) 第四回 杉浦康之(防衛省防衛研究所)「戦後初期中国の対外政策と日本」

11月7日(木)  第五回 村田雄二郎(東京大学)「戦後日本における中国研究と中国認識」

11月14日(木) 第六回 井上正也(香川大学)「戦後日中関係史をどう見るか(1)

11月21日(木) 第七回 丸川知雄(東京大学)「「文革史の裏面- 三線建設の展開」

11月28日(木) 第八回 福田円(法政大学)「中国外交における台湾問題」

12月5日(木) 第九回 松田康博(東京大学)「台湾から見る戦後東アジア国際関係」

12月12日(木) 第十回 神田豊隆(新潟大学)「戦後日中関係史をどう見るか(2)

12月19日(木) 第十二回 青山瑠妙(早稲田大学)「現代中国外交をいかに捉えるか」

1月9日(木) 第十三回 高原明生(東京大学)「現代日中関係研究の最前線」(講義録

(更新日:2013年10月15日)

「日中関係」平成25年夏学期

2013年度夏学期・ASNET講義「日中関係 (Sino-Japanese Relations)」が下記の日程、内容で開講されます。

講義題目:日中関係 (Sino-Japanese Relations)(日本・アジア学プログラム)

授業科目名:アジア経済

責任研究科:経済学研究科

科目番号:修士(master):29503-10、博士(doctor)29513-07

講義内容(和文):

2012年に勃発した尖閣諸島(釣魚島、釣魚台)を巡る摩擦で日中関係は大きく動揺した。しかし、1972年の国交正常化以来40年を重ねてきた日中関係はそんなにヤワなものだったのだろうか。本講義は、日中の貿易関係、歴史問題、安全保障、ビジネス、農業、東南アジアからの視点など、様々な側面から日中関係に光を当てることで、その太くて複雑なきずなを明らかにし、関係安定化への課題を受講生の皆さんとともに検討していきたい。

Course contents(英文):

Sino-Japanese relationship has faced a great challenge in 2012, after the eruption of territorial dispute over the Senkaku (or Diaoyudao, Diaoyutai) Islands. However, after forty years of intense exchange since the normalization of diplomatic relationship in 1972, the ties between the two nations may not be so fragile as to be challenged by a dispute over some small islands. This course will discuss about various aspects of Sino-Japanese relations, including trade, historical issues, security, business, views from South East Asia, and highlights the strong but complicated ties between the two nations.

キーワード:日本、中国、国際関係、経済、貿易、直接投資、歴史認識、安全保障

(Keywords: Japan, China, International Relations, Economy, Trade, Foreign Direct Investment, Perceptions of history, security)

担当教員:丸川知雄(社研)、末廣昭(社研)、田嶋俊雄(社研)、高原明生(法)、園田茂人(情報学環)

曜日と時限:夏学期 金曜日2限(10:30-12:00

開講場所:社会科学研究所1階第一会議室

使用言語:講義は日本語で行うが、レポートは英語、中国語、日本語で提出してよい

講義日程(日時、テーマ、講師)

4月12日 オリエンテーション、日中の貿易関係と貿易摩擦  丸川知雄 (授業資料)

4月19日 日中の企業間競争と補完関係  丸川知雄 (授業資料)

4月26日 日中マクロ経済比較  田嶋俊雄

5月10日 日中関係と国内政治  高原明生

5月17日 友好フレームの終焉:「民」は日中関係を改善できるか?  園田茂人

5月24日 日中間の歴史問題と国民感情  高原明生

5月31日 日中間の安全保障問題と尖閣  高原明生

6月 7  日中セメント産業比較   田嶋俊雄

6月14日 日中ビジネス交流30(1):日本人ビジネスマンがみた企業内摩擦の変遷   園田茂人

6月21日 日中ビジネス交流30(2):対中企業進出の日韓比較  園田茂人

6月28  小豆(アズキ)からみた日中韓の農業問題  田嶋俊雄

7月 5日 中国の対外経済関係 GMS・CAEXPO  末廣昭 (授業資料)

7月12日  アジア新興諸国の経済と中国・日本  末廣昭 (授業資料)

一部内容に変更がありました(5/2)

(更新日:2013年4月 1日)

「書き直される中国近現代史」平成24年度冬学期

ASNET講義「書き直される中国近現代史(その5)」が下記の日程、内容で開講されます。

授業名

学部:"特殊講義「アジア太平洋の国際関係」" (時間割コード:08C321615)

大学院:"国際社会科学特別講義IV"(時間割コード:修士課程31M230-1140W、博士課程31D230-1140W)

この講義は、2012年度で第五回目を迎える。第一年度(2008度)は人物評価を,第二年度(2009年度)は事件・運動を,第三年度(2010年度)はローカルな空間や社会集団を基軸に講義を組み立て,第四年度(2011年度)は史料・資料から見た中国近現代史書き直しの課題を扱ってきた。2012年度は、テーマ別ではなく、いままさに博士論文を書き終わった、新著を出版した、あるいは書き終わらんとしている若手研究者にターゲットを絞り、その勢いのある、先端的研究を紹介していただく。

第一回 1012日(金) ガイダンス 川島 真(東京大学)

今日の中国語思想界と中国の近代 石井 剛(東京大学)
*講演録はこちらからダウンロードできます。

第二回 1019日(金) 宝物と国家の境界線 家永真幸(東京医科歯科大学)
*講演録はこちらからダウンロードできます。

第三回 1026日(金) 19世紀初頭の中国:近世の終わり/近代の始まり? 豊岡康史(日本学術振興会特別研究員)

第四回 112日(金) 中国近現代経済史をどう論じるか 加島 潤(横浜国立大学)

第五回 119日(金) 中国近代における士大夫の思想と行動 小野泰教(東京大学)

第六回 1116日(金) 使節外交からみた清独関係 小池 求(日本学術振興会特別研究員)

第七回 1130日(金) 中国在外公使・在外公館研究について 箱田恵子(宮城教育大学)

第八回 127日(金)  抗日戦争の記憶オーラルヒストリーの視点から 石井 弓(東京大学)

第九回 1214日(金) 八旗制と帝国統治──満洲王朝としての「大清帝国」―― 杉山清彦(東京大学)

第十回  1221日(金) 清朝の崩壊とチベット──その政治的地位と領域 小林亮介(日本学術振興会特別研究員)

第十一回 111日(金) 中国革命再考 ダブーに隠されたアンチテーゼ 阿南友亮(東北大学)

第十二回 118日(金) 森林・環境をめぐる近現代中国の指導者層の目線 平野悠一郎(森林総合研究所)

(更新日:2012年10月15日)

「日中関係 アジア経済」(平成24年夏学期)

★本講座については、ASNETサイト内の日本・アジア学プログラム「日中関係 アジア経済」(平成24年度夏学期)のページもご参照ください。

講義概要

科目名:日中関係 アジア経済 (Sino-Japanese Relations)

責任研究科:経済学研究科

科目番号:修士(master):29503-12、博士(doctor):29513-08

講義事項

キーワード:日本、中国、国際関係、経済、貿易、直接投資、歴史認識、安全保障

(Japan, China, International Relations, Economy, Trade, Foreign Direct Investment, Perceptions of history, security)

担当教員:丸川知雄(社研)、末廣昭(社研)、田嶋俊雄(社研)、高原明生(法)、園田茂人(東文研)

曜日と時限:夏学期 金曜日2限(10:30-12:00)

開講場所:社会科学研究所1階第一会議室

使用言語:講義は日本語で行うが、レポートは英語、中国語、日本語で提出してよい

講義日程(日時、テーマ、講師)

4月13日 オリエンテーション、日中の貿易関係と貿易摩擦 丸川知雄
    *講義録はこちらをご覧ください(612KB)

4月20日 日本企業と中国企業の補完と競争 丸川知雄
    *講義録はこちらをご覧ください(1.17MB)

4月27日 日本外交と中国外交 高原明生

5月11日 日中間の歴史問題  高原明生
    *事前配布資料はこちらをご覧ください:資料1資料2資料3資料4資料5

5月18日 友好フレームから普遍フレームへ:日中相互認識の変遷をめぐって    園田茂人
    *事前配布資料はこちらをご覧ください(440KB)
    *講義資料及びレポートテーマはこちらをご覧ください(1.05MB)

5月25日 休講(日中ビジネス交流30年(1):日本人ビジネスマンが見た企業内摩擦の変遷 園田茂人) 
    *事前配布資料はこちらをご覧ください(552KB)

6月1日  日中ビジネス交流30年(2):対中企業進出の日韓比較 園田茂人
    *事前配布資料はこちら(その1その2)をご覧ください(672KB、364KB)
    *講義PPTはこちらをご覧ください

6月8日  日中マクロ経済比較   田嶋俊雄
    *講義PPTはこちらをご覧ください。

6月15日 日中セメント産業比較   田嶋俊雄
    *講義PPTはこちらをご覧ください。

6月22日 「日本化」する中国農業 田嶋俊雄
    *講義PPTはこちらをご覧ください。

6月29日 中国の台頭と東南アジア  末廣昭

7月6日 日中間の安全保障問題  高原明生

7月13日 日中の技術開発競争   丸川知雄 

(更新日:2012年4月 6日)

「書き直される中国近現代史(その4)」(平成23年度冬学期)

★本講座については、ASNETサイト内の日本・アジア学プログラム「書き直される中国近現代史(その4)」(平成23年度冬学期)のページもご参照ください。

【講義概要】

講義テーマ(和文):書き直される中国近現代史(その4
講義テーマ(英文):Revised Chinese Modern History: the forth part

講義科目名

総合文化研究科

・地域文化研究専攻:多民族交錯論Ⅱ

(科目番号:修士課程:31M220-0936W/博士課程:31D220-0936W)

・国際社会科学専攻:国際社会科学特別講義IV

(科目番号:修士課程:31M230-1140W/博士課程:31D230-1140W)

講義事項

担当教員:村田雄二郎・川島真

開講学期・単位等:冬学期/2単位/週1コマ
曜日・時限:火曜日5限(16:20-17:50

開講場所:駒場キャンパス,18号館1階メディアラボ2(予定)

講義趣旨

2008度は人物評価を,2009年度は事件・運動を取り上げ,また2010年度はローカルな空間や社会集団を基軸に講義を組み立ててきたが,第四弾となる今年度は史料・資料から見た中国近現代史書き直しの課題を扱う。1980年代以降,さまざまな種類の新史資料の発見・整理・公開・出版により,中国近現代史をめぐる研究環境は大きく変化した。また,近年はグローバル化に加えて,デジタル・データベースやインターネットの活用により,研究のありかたも激しく変容しつつある。本講義では,そうした研究環境の変化が歴史研究の質にいかなる影響を及ぼしているのかを,最前線の研究者が個別・具体的な事例をもとに検証し,さらに実践的な指針を提示することをめざす。担当講師は学内教員ほか,外部からも若干名を招く。

講義日程

日時 講師名 テーマ
10月18日 村田雄二郎(大学院総合文化研究科)      ガイダンス,「清末文人の『日記』と歴史研究」
*講義録はこちらからダウンロードできます(PDF203KB)  
10月25日 佐藤仁史(一橋大学大学院社会学研究科)       「中国史研究におけるオーラル・ヒストリーの可能性」
*講義録はこちらからダウンロードできます(PDF197KB) 
11月1日 岡本隆司(京都府立大学文学部) 「外交文書と外交史研究」
*講義録はこちらからダウンロードできます(PDF207KB) 
11月8日 加島 潤(東京大学現代中国研究拠点研究員) 「地方政府の史料と統計」
*講義録はこちらからダウンロードできますPDF206KB)
11月15日 杉山清彦(大学院総合文化研究科) 「多言語史料から見る「中国」史」
*講義録はこちらからダウンロードできますPDF200KB)
11月22日 田島俊雄(社会科学研究所) 「巫宝三らによる国民所得推計」
*講義録はこちらからダウンロードできますPDF204KB)
11月29日 予備日
12月6日 辛亥革命東京会議に振替
12月13日 姚 毅(東京大学総合文化研究科学術研究員) 「ジェンダーから見た近現代中国−−史資料紹介を中心に」
*講義録はこちらからダウンロードできます(PDF231KB)
12月20日 大澤 肇(NIHU地域研究推進センター研究員、(財)東洋文庫研究員) 「史資料デジタル化と中国研究」
*講義録はこちらからダウンロードできます(PDF202KB)
1月17日 田原史起(大学院総合文化研究科) 「資料としての「現場」」
*講義録はこちらからダウンロードできます(PDF196KB)
1月24日 川島 真(大学院総合文化研究科) 「台湾史研究の史資料」
*講義録はこちらからダウンロードできます(PDF192KB)

(更新日:2011年6月 9日)

「日中関係の多面的な相貌」(平成23年度夏学期)

★本講座については、ASNETサイト内の日本・アジア学プログラム「日中関係の多面的な相貌」ページもご参照ください。

【授業概要】

授業科目名:アジア経済

講義・演習題目(和文):日中関係の多面的な相貌(日本・アジア学プログラム)
講義・演習題目(英文):Multiple Dimensions of Sino-Japanese Relations

開講学期・単位等:夏学期/2単位/週1コマ
曜日・時限:金曜:10:20~12:00

事項

教員氏名:丸川知雄・高原明生・田嶋俊雄・園田茂人・末廣昭
開講場所:社会科学研究所第1会議室

他研究科との合併科目(合併研究科名)
他研究科との合併科目(合併研究科での授業科目名)

講義内容(和文):2010年に中国が日本を抜いて世界第2位の経済大国になるとともに、両国間の領土問題が噴出するなど、日中関係の流れが変わりつつある。本講義では最新の情勢を踏まえながら中長期的な視点で日本と中国の関係を、政治外交関係、投資と貿易、社会、食料、資源、歴史認識問題など、多角的に掘り下げて分析する。

講義内容(英文):In 2010, China's GDP surpassed that of Japan's and China has become the second largest economy in the world. In the same year, territorial conflict between Japan and China broke out. Sino-Japanese relationship is changing rapidly under such circumstances. This lecture series will deal with current topics, such as political and diplomatic relationship, society, foreign direct investment and trade, food security, mineral resources, and historical issues from a long term perspective.

授業日程:

5月13日 オリエンテーション、日中政治関係史(高原明生)

5月20日 日中間の安全保障問題(高原明生)

5月27日 日中両国における内政と外交の連動(高原明生)

6月3日  日中農業問題(田嶋俊雄)

6月10日 日中モータリゼーション比較(田嶋俊雄)

6月17日 オフショア開発(田嶋俊雄)

6月24日 対中ビジネス苦難の歴史(園田茂人)
    *講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF:534KB)

7月1日 「友好」概念の終焉(園田茂人)
    *講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF:651KB)

7月8日  アジアのなかの日中関係(末廣昭)
    *講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF:1.4MB)

7月15日 中国の資源確保戦略と東南アジア(末廣昭)
    *講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF:965.4KB)

7月22日 生活の中の日中関係(丸川知雄)

7月29日 テクノ・ナショナリズムの衝突:レアアースをめぐる日中関係(丸川知雄)

授業の方法

講義を主とするが、受講者は事前に指定された資料を読み、討論に積極的に参加することが求められる。期末には授業に関連するテーマによるレポートを提出する。

成績評価の方法

レポートおよび授業中の討論への参加状況によって評価する。

(更新日:2011年4月14日)

「書き直される中国近現代史(その3)」  (平成22年度冬学期)

★本講座については、ASNETサイト内の日本・アジア学講座「書き直される中国近現代史(その3)」ページもご参照ください。


【授業概要】

2010年10月 8日(金)開講

責任研究科 : 大学院総合文化研究科/教養学部

科目番号 : 修士master  31M220-0934W、博士docter  31D220-0934W

担当教員 : 川島真

授業時間 Time : 冬学期 金曜日5限(16時20分-17時50分) Winter, 1620-17:50

場所 Venue : 駒場キャンパス・18号館1階メディアラボ2
Media Lab.2, 1st Floor, Building No.18, Komaba Campus

使用言語 : 日本語 Japanese

内容:

一昨年度は人物評価を中心に論じ,昨年度は中国近現代史上発生した重要事件や運動に対する評価の変遷を通じて,現代中国の歴史観・歴史意識を切り取ろうとした。三年目となる今年度は敢えてLOCALな空間、限定された社会集団に注目し,そこからより拡がりのある地域や、「中国」、「アジア」などを構想することを,研究の最前線を踏まえつつおこなってみたい。担当講師は学内教員ほか,外部からも若干名を招く。


【予定表】

10月8日

第一回 「満洲支配層から見た大清帝国の形成過程とその構造」

杉山清彦(駒澤大学)

10月15日

第二回 「福建沿海の社会経済変動」 

村上衛(横浜国立大学)  

講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF116KB)
10月22日

第三回 「1950年代『社会主義改造』の波乱と民族問題」 

吉澤誠一郎(人文社会系研究科)

10月29日

第四回 「民間信仰からみる近現代江南農村」

佐藤仁史総(一橋大学)

11月5日

第五回 「チベットと清帝国――近現代史への影響を視野に」

平野聡(法学政治学研究科)

11月12日

予備日

11月19日

第六回 「農村革命の再検討――華南の人文地理、社会構造から考える」

山本真(筑波大学)

11月26日

第七回 「上海産業資源の1949年前後の継承」

加島潤(社会科学研究所)

12月3日

第八回 「満洲産業開発と中国の工業化」

田島俊雄(社会科学研究所)

12月10日

第九回 「農村から描く中国現代史(未定)」

田原史起(総合文化研究科)

12月17日

第十回 「農村社会と共産党の権力基盤」

高橋伸夫(慶應義塾大学)

1月14日

第十一回 「金門島の20世紀史」

川島真(総合文化研究科)

(更新日:2010年11月12日)

「日中関係の多面的な相貌 アジア経済」(平成22年度夏学期)

★本講座については、ASNETサイト内の「日中関係の多面的な相貌  アジア経済」ページもご参照ください。


【授業概要】

授業科目名:アジア経済

講義・演習題目(和文):日中関係の多面的な相貌

講義・演習題目(英文):Multiple Dimensions of Sino-Japanese Relations

2010年4月23日(金)開講

責任研究科 : 大学院経済学研究科

科目番号 : 修士29503-15、博士29513-11

担当教員 : 丸川知雄

開講学期・単位等:夏学期/2単位/週1コマ

授業時間 : 金曜日3限(13時00分-14時30分)

場所 : 本郷キャンパス社会科学研究所549室 (赤門総合研究棟5階)

使用言語 : 日本語

内容:

21世紀に日本と中国はどのようなパートナーになるのだろうか。日本と中国の関係を、政治外交関係、投資と貿易、社会、食料、企業間競争、歴史認識問題など、多角的に掘り下げて分析する。

This course will analyze and try to forecast Sino-Japanese relationship in the 21st century. The topics which will be dealt with in this course include political and diplomatic relationship, foreign direct investment and trade, food security, competition of Japanese and Chinese firms, and historical issues.


【予定表】

4月23日

第一回 オリエンテーション
「アジアのなかの日中関係」

末廣昭(社会科学研究所)

講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF117KB)
4月30日

第二回 「日中政治関係史:国交正常化から今日まで」

高原明生(法学政治学研究科)

国交正常化以来の日中関係を振り返り、その今日までの展開について政治を中心におさらいする。二国間関係に影響を及ぼしてきた、それぞれの国内要因、そして国際環境要因を分析する。
参考文献:田中明彦『日中関係1945-1990』(東京大学出版会、1991年)、家近亮子・松田康博・段瑞聡編著『岐路に立つ日中関係』(晃洋書房、2007年)
5月7日

第三回  「日中間の安全保障問題」

高原明生(法学政治学研究科)

日中関係の発展のためには、安全保障問題への対応が不可欠である。中国が軍拡を続けるのはなぜなのか。どうすれば日本と中国は衝突することなく、共生していけるのか。
参考文献:茅原郁生編著『中国の軍事力―2020年の将来予測―』(蒼蒼社、2008年)
5月14日

第四回  「日中農業問題」

田嶋俊雄(社会科学研究所)

2007年の国際的なエネルギー・穀物価格の高騰を受け、中国はコメ、コムギ、トウモロコシなどの「輸出規制」を実施した。しかしリーマンショック前後の乱高下を経て、中国各地の穀物倉庫には余剰農産物にあふれている。他方でダイズは年間4000万トン台の輸入依存が基調として定着している。日中の食糧安保は如何に担保されるのか。
講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF680KB)
5月21日

第五回 「日中モータリゼーション比較」

田嶋俊雄(社会科学研究所)

「汽車」=「自動車」ではない。市場規模にして年間約200万台の「農用車」(低速貨車)を抜きに、中国の自動車産業は語れない。対する日本では「軽自動車」や「オート三輪」が高度成長期の市場を牽引し、前者は今に続く。4兆元に及ぶ内需拡大の一環としての「汽車下郷」は、果たして正しい政策だったのか。
講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF1640KB)
5月28日

第六回  「オフショア開発」

田嶋俊雄(社会科学研究所)

日本社会のオンライン化やハイテク化を支えるソフトウェア開発は誰がどこで担っているのか。大連ハイテクパーク、同ソフトパークを中心に、対日オフショア・ソフトウェア開発の現状と問題点を検証する。
講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF1700KB)
6月4日

第七回 「対中ビジネス苦難の歴史?:
日本人ビジネスマンがみた改革開放の30年」

園田茂人(東洋文化研究所)

1980年代、細々と始まった対中投資は、2010年になって日本経済に巨大なインパクトを与えるまでに成長した。その間、対中ビジネスに携わってきた日本人ビジネスマンは、中国でどのようにふるまい、どのような苦労を抱えてきたか。彼らの話を時系列的に配置することで、中国の改革開放30年の(非)変化が見えてくる。
必読文献:資料(1)「日本企業にとっての中国ビジネス文化」
講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF568KB)
6月11日

第八回 「『友好』概念の終焉?:日中交流事業の歴史と現況」

園田茂人(東洋文化研究所)

日中交流事業を支える理念は何か。そこに、どのような困難や歴史的変化が見られるか。交流事業に携わってきた人々を対象にしたインタビューから、日中を結びつけてきた「友好」概念の変容が透けて見える。インタビュー記録の精読から、日中交流事業の歴史と現況を概観してみたい。
必読文献:資料(2)「日中交流概観調査:国内における諸機関・団体の活動状況を中心に」
講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF668KB)
6月18日

第九回 「日中を阻むナショナリズム/歴史認識?:
若者の価値意識を中心に」

園田茂人(東洋文化研究所)

大規模な人的移動が発生し、「東アジア共同体」が議論される昨今にあって、日中間のパートナーシップに疑問が投げかけられている。日中のナショナリズム/歴史認識をめぐる相克はその一つだが、中国の若者はどのように日中関係を見ているか、データ分析からその特徴を明かにしつつ、今後のあり方をめぐって討論してみたい。
必読文献:資料(3)「中国人大学生に見られるナショナリズム意識と歴史認識問題に対する態度」
講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF464KB)
6月25日

第十回 「生活のなかの日中関係」

丸川知雄(社会科学研究所)

2008年1月に起きた「毒ギョーザ事件」の記憶はまだ生々しいが、日本の生活のなかに中国製品はどれぐらい入り込んでいるのだろうか。いまや日本の最大の貿易相手国となった中国との貿易の現状を、日常生活に近い側面から明らかにする。
参考文献:丸川知雄『「中国なし」で生活できるか』PHP研究所、2009年
講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF562KB)
7月2日

第十一回  「日本企業と中国企業の競争:太陽電池のケース」

丸川知雄(社会科学研究所)

中国企業と日本企業は多くの場合補完的関係にあり、正面から競争することは少ないが、両者が正面から競争している数少ない分野の一つが太陽電池である。太陽エネルギーは21世紀末には人類のエネルギーの7割を賄うとも見込まれており、太陽電池は将来有望な産業であるが、その有望産業で日本企業の成長は鈍く、新興の中国企業や欧米企業に追い抜かれてしまった。この講義ではなぜそんなことが起きているのか分析する。
参考文献:丸川知雄・中川涼司編『中国発・多国籍企業』同友館、2008年
講義資料をこちらからダウンロードできます(PDF408KB)
7月9日

第十二回 「日中歴史認識問題における満洲問題」

峰毅

日中関係を満洲問題から考えたいと思います。去る1月31日,日中歴史共同研究書が公表されました。2006年10月の安倍首相訪中で共同研究が始まってから,当初予定の2年間を1年以上も上回った難産の共同研究成果です。この共同研究書をテキストにして,最初に,日中歴史認識問題における満洲問題を考えてみたいと思います。その上で,満洲経済の工業化の局面からみた講師の歴史認識をお話します。歴史認識問題に正解はありません。両国国民の認識一つ一つが意味を持ちます。産業界出身の中国経済研究者である講師は,軸足を戦前満洲に進出した日本企業においています。このような講師の歴史認識をたたき台に,出席院生諸氏との討論を重視したいと思います。
参考文献:(次の3点のなかから1点を読むこと)
・植民地文化学会・東北沦陷十四年史総編室(2008)『(日中共同研究)「満洲国」とは何だったのか』小学館
・劉傑・三谷博・楊大慶編(2006)『国境を超える歴史認識』東京大学出版会
・劉傑・川島真編(2009)『1945年の歴史認識』東京大学出版会
7月16日

最終回 「日中歴史認識問題と満洲問題」

峰毅

【小論文課題】

下記の5題のなかから一つのテーマを選び、3000-4000字程度(400字×8~10枚)の小論文にまとめてください。使用言語は日本語、中国語、英語いずれも可。(中国語の場合、2000-3000字程度。英語の場合、1000-1200 words程度)

1.国交正常化後の日中関係の促進要因と阻害要因を分析し、それを踏まえて今後10年間の日中関係の展開を展望せよ。表題は自由につけてよい。

2.日中関係のここ30年ほどの変化をテーマに、以下のキーワードを必ず一度は用いて、自由に論じなさい。 【友好、ナショナリズム、ビジネス】

3.経済分野における日中間の補完もしくは競合する関係について、いくつかの産業に即し、具体的に論じなさい。

4.成長を続ける中国経済の最大の課題は何であると考えるか論じなさい。

5.満洲問題あるいは日中歴史問題に関して思うところを自由に論じなさい。

締切・提出先:

2010年8月13日17:30までに、社会科学研究所・丸川知雄宛にメール添付(marukawa@iss.u-tokyo.ac.jp)、または社会科学研究所1階の丸川のポストに投函。

(更新日:2010年7月22日)

「書き直される中国近現代史(その2)」(平成21年度冬学期)

★本講座については、ASNETサイト内の日本・アジア学講座「書き直される中国近現代史(その2)」ページもご参照ください。


【授業概要】

2009年10月9日(金)開講

責任研究科: 大学院総合文化研究科/教養学部
科目番号: 31M220-0934W(修士master)、31D220-0934W(博士doctor)

担当教員:村田雄二郎

授業時間 Time: 冬学期・金曜日5限(16時20分-17時50分) Winter, 16:20-17:50

場所 Venue: 駒場キャンパス・18号館1階メディアラボ2
Media Lab.2, 1st Floor, Building No.18, Komaba Campus

使用言語 Language: 日本語 Japanese

内容:
昨年度は人物評価を中心に論じたが,第二弾となる本講義では,中国近現代史上発生した重要事件や運動に対する評価の変遷を通じて,現代中国の歴史観・歴史意識を切り取る。中国近現代史に対する若い世代の興味をかき立てるべく,なじみの素材を取り上げ,歴史に様々な見方があることをわかりやすく示すとともに,研究の最前線を紹介する。担当講師は学内教員ほか,外部からも若干名を招く。


【予定表】

10月9日
第一回 「ガイダンス」
「辛亥革命と民族問題──五族共和をめぐって」 
村田雄二郎(総合文化研究科)

※講義録をこちらからダウンロードできます(PDF156KB)

10月16日
第二回 「清仏戦争とヴェトナム問題──属国関係をめぐって」 
岡本隆司(京都府立大学文学部)

※講義録をこちらからダウンロードできます(PDF162KB)

10月23日
第三回 「1950年代『社会主義改造』の波乱と民族問題」 
平野聡(法学政治学研究科)

※講義録をこちらからダウンロードできます(PDF190KB)

10月30日
第四回 「中国農村の道づくり運動」  
田原史起(総合文化研究科)

※講義録をこちらからダウンロードできます(PDF185KB)

11月6日
第五回 「太平天国と客家ナショナリズム──革命か『邪教』か」
菊池秀明(国際基督教大学)

※講義録をこちらからダウンロードできます(PDF176KB)

11月13日
第六回 「抗日戦争とナチス・ドイツ」  
田嶋信雄(成城大学)

講義録をこちらからダウンロードできます(PDF248KB)

11月27日
第七回 「中国社会科学院経済研究所の80年」 
田島俊雄(社会科学研究所)

※講義録をこちらからダウンロードできます(PDF159KB)

12月4日
予備日


12月11日
第八回 「中国共産党式『大衆運動』──三反・五反運動のケース」 
加島潤(社会科学研究所)

※講義録をこちらからダウンロードできます(PDF194KB)

12月18日
第九回 「関税自主権の回復と幣制改革」
久保亨(信州大学)

※講義録をこちらからダウンロードできます(PDF199KB)

1月8日
第十回 「民国期における冊封・朝貢認識―その三つの評価―」
川島真(総合文化研究科)


1月22日

第十一回 試験(村田雄二郎)

(更新日:2010年4月 8日)

「日中関係の多面的な相貌」(平成21年度夏学期)

【授業概要】

 ★本講座については、ASNETサイト内の日本・アジア学講座「日中関係の多面的な相貌」ページもご参照ください。
 ★以下の「予定表」に授業の資料を随時掲載しています。どうぞご参照ください。
 ★【小論文課題】を掲載しました。履修者の方はどうぞご参照ください。

 2009年4月20日(月)開講

 責任研究科、科目名、授業題目、科目番号
  大学院経済学研究科/経済学部、「アジア経済」、「日中関係の多面的な相貌」、
  503-16(修士)、513-11(博士)

 担当教員:丸川知雄(社研)、末廣昭(社研)、田嶋俊雄(社研)、高原明生(法)、加島潤(社研)

 授業時間:夏学期・月曜3限(13:00-14:30)

 授業教室:本郷キャンパス 赤門総合研究棟1階 第13演習室
      本郷キャンパス 赤門総合研究棟5階 549室(社会科学研究室センター会議室)
      ※ 5月11日(月)の授業より、上記教室に変更になりました。ご注意ください。

 使用言語:日本語

 内容説明:
 21世紀に日本と中国はどのようなパートナーになるのだろうか。日本と中国の関係を、政治外交関係、投資と貿易、東南アジアからの視点、食料、企業間競争など、多角的に掘り下げて分析する。


【予定表】

4月20日
 オリエンテーション・丸川知雄「日中経済関係1」貿易と直接投資
  ※授業の資料をこちらからダウンロードできます(PDF838KB)

4月27日
 丸川知雄「日中経済関係2」生活の中の日中関係――家電、衣服、食品など
  ※授業の資料をこちらからダウンロードできます(PDF588KB)

5月11日
 田嶋俊雄「国際農産物価格の変動と日中農業問題」

  ※授業の資料をこちらからダウンロードできます(PDF515KB)

5月18日
 田嶋俊雄「冷凍餃子・メラミン粉乳問題と日中経済の位相」

  ※授業の資料をこちらからダウンロードできます(PDF389KB)

5月25日
 田嶋俊雄「オフショア・ソフトウェア開発にみる日中相互依存関係」

  ※授業の資料をこちらからダウンロードできます(PDF535KB)

6月1日
 丸川知雄「日中企業の競争――太陽電池、自動車、携帯電話など」
  ※授業の資料をこちらからダウンロードできます(PDF800KB)

6月8日
 高原明生「日中間の政治、安全保障問題」

6月15日
 末廣昭「大メコン圏(GMS)開発と中国」
  ※授業の資料をこちらからダウンロードできます(PDF1.16MB)

6月22日
 末廣昭「中国の対外経済戦略と東南アジア」

6月29日
 加島潤「中国経済の歴史的展開と日本」


7月6日
 峰毅「中国工業化の一翼を担った満洲工業」


7月13日
 峰毅「日中歴史問題を考える」


【出席・評価方法】

  出席状況および学期末のレポートによる。

【小論文課題】

 下記の6題のなかから一つのテーマを選び、3000-4000字程度(400字×8~10枚)の小論文にまとめてください。使用言語は日本語、中国語、英語いずれも可。(中国語の場合、2000-3000字程度。英語の場合、1000-1200 words程度)

1.中国の対外経済援助について論じなさい。

2.日中間の経済関係における補完と相克の構造をテーマに、自らの関心のある領域に即し、具体的に論じなさい。

3.20世紀以降の中国経済の歴史的展開に対して日本が与えた影響について、具体的な事例を取り上げ、(1)当事者の意図、(2)実際の過程、(3)結果的に中国経済に与えた影響、を整理して論じなさい。

4.日中間に存在する①歴史問題、あるいは②台湾を含む安全保障の問題のどちらかを選び、日本側の言い分と中国側の言い分を比較した上で、適当な解決策を提示しなさい。

5.日本国民の生活と中国との関連について論じなさい。

6.旧満洲国の産業開発に関して具体的に論じなさい。

締切・提出先:

 2009年8月14日17:30までに、社会科学研究所・丸川知雄宛にメール添付(marukawa※iss.u-tokyo.ac.jp ※の代わりに@)、または社会科学研究所1階の丸川のポストに投函。

(更新日:2009年7月 6日)

「書き直される中国近現代史」(平成20年度冬学期)

★本講座については、ASNETサイト内の日本・アジア学講座「書き直される中国近現代史」ページもご参照ください。


【お知らせ】

 ★以下【予定表】に各回の講義レポートの掲載を開始しました(2008年10月23日)


【授業概要】

 10月8日開講

 責任研究科・科目名・番号
  総合文化研究科・「国際社会科学特別講義Ⅲ」・31230-1135W
  (または同・「地域文化研究特殊研究Ⅱ」・31220-1346W)

 登録研究科・科目名・番号
  人文社会系研究科・「書き直される中国近現代史」・21080074
  理学系研究科・「書き直される中国近現代史」・630-1031
  学際情報学府・「書き直される中国近現代史」・4961130

 責任教員 Instructor: 川島真(総合文化) Shin Kawashima (Arts & Sciences)

 授業時間 Time: 冬学期・水曜日5限(16時20分-17時50分) Winter, 16:20-17:50

 場所 Venue: 駒場キャンパス・18号館1階メディアラボ2
       Media Lab.2, 1st Floor, Building No.18, Komaba Campus

 使用言語 Language: 日本語 Japanese

 内容:
  人物や事件・運動に対する評価の変化や逆転を通じて,現代中国の歴史観・歴史意識を切り
 取る。中国近現代史に対する若い世代の興味をかき立てるべく,あえて論争的な素材を取り上
 げる。歴史に様々な見方があることをわかりやすく示すとともに,研究の最前線も紹介する。

 ★教養課程を含む学部学生の聴講も歓迎する(単位を取得できるのは大学院学生のみ) 。

【予定表】

10月8日
 
第一回 「ガイダンス」(村田、川島)
       「曽国藩と鄧小平──中興の祖?」 並木頼寿(総合文化)

 ※第一回講義のレポートをこちらからダウンロードできます(PDF 111KB)

10月15日
 第二回 「洪秀全と太平天国-ユートピアとキリスト教-」 
       菊池秀明(国際基督教大学)

 ※第二回講義のレポートをこちらからダウンロードできます(PDF 119KB)

10月22日
 
第三回 「西太后──稀代の悪女か?」 村田雄二郎(総合文化)
 ※第三回講義のレポートをこちらからダウンロードできます(PDF 138KB)

10月29日
 第四回 「馬建忠と中国-夷務と洋務-」  岡本隆司(京都府立大学)
 ※第四回講義のレポートをこちらからダウンロードできます(PDF 137KB)
11月5日
 予備日

11月12日
 第五回 「五四運動―反日デモ再考」  吉澤誠一郎(人文社会系研究科)
 ※第五回講義のレポートをこちらからダウンロードできます(PDF 136KB)

11月19日
 第六回 「ダライ・ラマ──独立か自治か?」 平野聡(法学政治学研究科)

 ※第六回講義のレポートをこちらからダウンロードできます(PDF 175KB)

12月3日
 
第七回 「顧維鈞と『中国』」  川島真(総合文化研究科)
 ※第七回講義のレポートをこちらからダウンロードできます(PDF 144KB)

12月10日
 第八回 「孫文の『中独ソ三国連合』構想と日本」 田嶋信雄(成城大学)
 ※第八回講義のレポートをこちらからダウンロードできます(PDF 175KB)

12月17日
 第九回 「孔祥煕・宋子文と近代中国の経済」  久保亨(信州大学)
 ※第九回講義のレポートをこちらからダウンロードできます(PDF 151KB)

1月7日
 第十回 「范旭東・侯徳榜と20世紀の中国化学工業」
       田嶋俊雄(社会科学研究所)

 ※第十回講義のレポートをこちらからダウンロードできます(PDF 136KB)

1月14日
 第十一回 「20世紀中国文学者の再検討--丁玲の挫折・転向・寂寞から」
         代田智明(総合文化研究科)

 ※第十一回講義のレポートをこちらからダウンロードできます(PDF 138KB)

1月21日
 第十二回 「社会主義とは何なのか――経済学者孫冶方」
         加島潤(社会科学研究所)

 ※第十二回講義のレポートをこちらからダウンロードできます(PDF 155KB)

(更新日:2008年10月23日)